MA2+

MA2の暮らしを綴る MA2+プリュス。
四国旅行(5)
香川県では建築家丹下健三氏の代表作、香川県庁舎にも行った。
丹下健三氏といえば、代々木第一体育館や広島平和記念資料館など
日本中にすばらしい代表作がたくさんある巨匠。
そういえば、東京カテドラル聖マリア大聖堂はとても素敵だった。
就職活動で東京に行った時わざわざ一人で見に行ったのだけど、
その時の感動は今でも覚えている。



香川県庁舎は1958年に建てられた東館(元本館)と、
2000年に建てられた本館が並んでいて、新旧デザインを見比べる事ができる。
やっぱり初期の作品、東館はとてもかっこよかった。
今の建築にはない、重厚感がそこにはあるような気がした。
本館と並んでいてもその存在感はやっぱりすごくて、すばらしかった。



なんだかフランスでコルビジェの建物を見ているような気持ちに。
コルビジェに影響を受けていたのがとてもよく分かる。



壁画は猪熊弦一郎氏の作品。
壁画を大胆に使った見せ方や家具などもコルビジェっぽい。

香川県庁舎を後にし、午後3時に予約していた「イサムノグチ庭園美術館」へと急ぐ。
ここは、あらかじめ往復葉書で予約を取る事になっていた。
平日だし1日3回の見学だし私達だけかもよーなんて思っていたのだけど、
到着してびっくり。私達を含む6組、計13人の見学ツアーとなった。
(そういえば、車のナンバーが京都という人もいたな。)
6000峩瓩にもなる敷地には、屋外展示や住居をはじめ
彫刻庭園、作業蔵などがあって、至る所に置かれた彫刻作品は
150点あまりになるらしかった。
彫刻の一つ一つからは、無限に広がる石の魅力を発見する事ができた。
彫刻作品から自然庭園まで、そこにある全てが一つの芸術作品だった。





石垣の向こうには屋外展示がある。ここからは撮影禁止、しっかりと目に焼き付けておく。

約1時間ほどの見学ツアーが終わり、美術館を後にする。
これで今回の旅も全て終了した。
帰りは香川県、徳島県と走り、鳴門大橋を渡って淡路島へ。
香川県からはひたすら高速道路を走る。
なんだか、もったいないような気がするのだけど、淡路島も一気に通過。
なんだかあっけないね。
それでも、以前は遠く感じた四国だったけど今は随分と近く感じる。
またふらっと行きたいわーと思える距離だった。



この旅最後に撮影したのは淡路SAからの夜景。
観覧車もあるし、明石大橋の夜景も素敵だし、なかなかロマンチックなSAでしたよ。
ソフトクリームも美味しいし。


今回の旅、美味しいものもいっぱい食べる事ができたし、苦行も乗り越えたし、
すばらしい建物をたくさん見てますますやる気になったし(得に夫はこれが一番!)
なんといっても日本ってまだまだ素敵だねと再認識できたし。
行って良かったと思える旅になった。

これで旅日記四国編はおしまいです。
私のつたない文章力で旅の魅力の半分も伝えられなかったような
気がするのだけど、「いいねー四国。ちょっと旅行したくなったね」
なあんて思ってくれる方がいたらうれしいです。

それでは、また。
Travel in Shikoku 17:14 comments(0)
四国旅行(4)

旅もいよいよ最終日。
3日目もとてもいいお天気で気分も高まる。
午前中は丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館に行った。
私は数年前に訪れた事があったのだけど、
その時は建物をみるというよりも企画展がお目当てだったので
(彫刻家佐藤忠良氏の展覧会)そちらに時間を費やした。
今回はもちろん建物を観る事が目的。
建築家谷口吉生氏が設計した建物なのだけど、
こちらも村野藤吾賞を受賞していたのでじっくり見学。
なんといっても魅力的なのが、駅前広場に広がるファサード。
目の前で見つめていると、引き込まれていきそう。
アートと建築がお互いに邪魔する事なく、主張しあってる感じ。
久しぶりにみたけれど、やっぱり素敵な美術館だなと思った。





猪熊弦一郎氏の壁画。
なんともかわいい。
とても気に入ったのでポスターが欲しかったのだけど、売ってなかった。
変わりにポストカードを買う。額に入れて飾る予定。



お決まりでこんな事もしてしまう。(笑)



一番のお気に入り。
絵と余白とスリットから見える空。



今回の旅では建物巡りがメインだったのだけど、
私が行きたい!とお願いした所がある。
それは、奈良「くるみの木」の姉妹店、「まちのシューレ963」。
オーナー石村由起子さんの出身地が高松なのだそう。
ファッションビルの2階という奈良とは違った立地なのに、
お店の中に入ると私の大好きな「くるみの木」が広がっていた。
生活雑貨、カフェ、ギャラリー、工芸品、そして植物と色んなテーマに
分けられた店内は、何時間でも居たい!と思わせてくれた。
もちろん、四国の特産物や工芸品も並んでいて、
奈良とはまた違う楽しみ方ができる所が魅力的。
伊藤まさこさんの「&」や大橋歩さんの「a.」やn100も揃ってた。
うらやましい限り。
久しぶりに「くるみの木」に行きたいよー。





植木鉢も色々あって欲しいものだらけ・・・。奈良にある事を願う。



そういえば、香川県ではそれはもうあっちもこっちもうどん屋だらけだった。
ありすぎてどこがいいのか分からず、結局街中のチェーン店でうどんを食べた。
人気店なのか、サイドメニューの天ぷらとかは何にも残ってなかったのが残念。
ちなみに釜玉うどんを食べたのだけど、
「おいしいけど、京都でも食べれるね・・・」と2人で話す。
こんなコメントだと、行列のできるお店で食べないと!と怒られますねぇ。
うどんについては、ちょっと勉強不足だったので次はしっかり下調べしなくては。

旅日記もいよいよ次がラストです。
旅からもうすぐ1カ月。
そろそろ終わっとかないといけませんね。

Travel in Shikoku 18:11 comments(0)
四国旅行(3)

あれよあれよという間に前回から随分たってしまいました。
旅先ではあんなにめーいっぱい楽しめる時間があるのに、
普段の生活の中では1日って本当にあっという間ですねぇ。
というわけで、まだまだ続く旅の2日目、後半戦です。

この日は、伯方島を出発していよいよ四国本土に上陸。
宿泊先のある香川県琴平温泉まで直行だったので、
道中はひたすら窓から見える景色を楽しむ。
それにしても島ではほんとにのんびーりとしていたもんだから、
窓から眺める街並みががらりと変わってくると
なんだかちょっと現実に引き戻された気持ちになった。

そして午後の3時半頃、無事琴平温泉に到着する。
宿泊先は、金比羅山のふもとにある「琴平花壇」というホテル。
老舗旅館を上手に改装したとてもおしゃれなホテルだった。
女性に嬉しいエステ棟もありましたよ。



この日のお宿、「琴平花壇」。外観もモダンなたたずまい。



夜はここでカクテルを飲んだりしてちょっとおしゃれな夜を過ごす。



ところで、金比羅山といえば、やっぱりこんぴらさん参り。
琴平温泉に泊まると周りに話したら、「こんぴら参りしてらっしゃいな」
とみんなから勧められていたし、
実家の母からは「近くに泊まって参らへんなんてバチあたりな!」とまで
言われてしまったものだから、実はあんまり乗り気ではなかったのだけど、
夕食前にお参りする事に。
これが、ひたすら石段、石段、まだ石段。
想像していた以上の数にびっくり、まさに苦行。
途中疲れて「やっぱりやめときゃよかった」と愚痴をこぼしたりしたのだけど、
登りきるとなんだか晴れ晴れとした気持ちになって、
何でも思いが叶うような気さえした。
案の定、ホテルに戻った頃には足がピクピクしてましたけどもねぇ。



参道はおみやげ屋さんが並ぶ。



到着ー!でなく、大門。これからが本番。
門の前で堂々と宣伝しているのは銀座資生堂パーラーのカフェ。
参道の途中にあるらしかった。なんだかちょっとにつかわしい。
でも、甘いもの食べたら疲れも吹き飛びそうだね。



全部で780段近くあるらしい、よくもまあこんなに造ったもんだ。



杖をつきながら歩くおばあちゃん達、後ろ姿がなんだかかわいらしい。



まだちょっと余裕な時の私。この笑顔もあと数段で終了。(涙)



本堂の横には参集所や斎館といった施設が入った「緑黛殿」という建物がある。
建築家鈴木了二氏が設計し、村野藤吾賞を受賞した建物。
これがなかなかかっこよかった。
目にしてはじめて気がついたので苦行の末のご褒美だったのかも。
お参りしにきてよかったね、やっぱり。

ホテルに戻るとおまちかねの夕食。
前の日がお魚三昧だったのでこの日は「讃岐コーチンの塩スープ鍋がついた
和会席料理」にした。
写真を撮り忘れたのでなんとも伝えにくいのだけど、
これがどれも美味しくて大満足。
茶わん蒸しなど定番料理も味がしっかりしていて美味しかったし、
讃岐コーチンもぷりぷりしていてスープにとても合っていた。
デザートも美味しくて満腹なお腹にすんなり入ってしまった。

お部屋も食事も温泉も全てがバランスよく、居心地のいいホテルだった。



こちらは朝食。朝からなんともぜいたくな食事。
昔は旅行先でもパン食だったのだけど、最近はもっぱら旅は和朝食がお気に入り。

いよいよ旅も最終章を迎えますよ。
たった3日間の旅行なのに、まあうれしそうに書いてますな〜
とお思いのあなた、すみませんー。(笑)
でも、後もう少しおつきあいくださいませー。

Travel in Shikoku 16:14 comments(0)
四国旅行(2)

旅2日目。
ザザーッザザーッという波の音と、パーンっという鉄砲みたいな音で
目が覚める。
「パーンッ」はどうやら畑の鳥よけらしかったのだけど、
普段聞きなれない音なのでびっくりして起きてしまった。

民宿の朝風呂に入らせてもらってしっかり朝食を食べ、いざ出発。
車を走らせながら、震災で津波に飲み込まれた東北の街の事を考えた。
きっとこの島のように、震災が起こるまでは毎日が穏やかで、
静かな海を眺めて暮らしていたのだと思う。
それが一瞬であんな事になってしまったのだから、怖い。
海を見ながらちょっと悲しくなってしまった。
どうかこの島が同じ目に合いませんようにと強く願う。

大島から伯方島を渡り、大三島に到着。
ICとほぼ反対側にある目的地までしばらく島の中を走る。
車も少なく、のんびりした島だなーという印象。
そんな静かな島になんでまた?と思うのだけど、
海が見えたと同時にお目当ての「伊東豊雄建築ミュージアム」が見えてきた。
ここは、建築家の伊東豊雄氏の作品が展示されていたり、
ワークショップが行われたりするミュージアム。
伊東豊雄氏といえば、日本のみならず海外でも活躍している
日本を代表する建築家なのだけど、私は昔からけっこう好きだった。
大学生の時に、伊東さんの作品を真似っこして製作してみたり、
就職活動をしていた時に、東京に住んで伊東さんの事務所で働きたいー
なんてお気楽に思ったりした事を思い出した。(笑)



ミュージアムになっている「スティールハット」(写真奥)と
旧自邸を移築、再生した「シルバーハット」(写真手前)、
この二つの建物を囲んで遊歩道があり、そこに大型模型が展示されていた。
周りは海に向かって蜜柑畑が広がっていて、歩いているだけでも気持ちのいい場所。
思ったよりもこじんまりとしていたのがちょっと残念だったのだけど、
それでも、「シルバーハット」には当時使っていた家具も置いてあったし、
何より、実際に空間を感じる事ができた事がとてもうれしかった。
ここの話をし出すとなんだかとても長くなりそうなので、スピードをあげますよ。



シルバーハットの中から見える海。



屋外展示の大型模型はこのサイズでも魅力的。

大三島では、「母と子のミュージアム」という美術館にも行った。
そこは、彫刻家、岩田健氏の作品が展示されているのだけど、
設計が伊東豊雄氏という事だったので観に行く事に。
円形状に囲まれた半屋外展示のきれいな空間で、
丸く切り取られた空や山の緑が彫刻を見守っているような、
そんな心温まる場所だった。
想像していたよりもはるかに良かった。



しばらくぼーっとしていたくなるような心地よさ。



なんだかちょっと、フランスのロダン美術館の庭園を思い出す。

大三島を出発する頃にはちょっとお腹もすいてきたので、
隣の伯方島に移動して「パティスリーティーズカフェ 玉屋」で休憩。
お店に着くまでほとんど車も人もみかけなかったのに、
お昼時だったせいかほぼ満席状態の店内にびっくり。
みんな美味しいお店はよく知っているのだね。



モダンな店内。テラス席も気持ち良さそうだった。





カレー風味のホットサンドにイチゴのロールケーキ。
どちらもとても美味しくて、大満足。

そうそう、伯方島といえば「伯方の塩」。途中立ち寄った道の駅には
伯方の塩はもちろん、塩キャラメルやら塩せんべいやら塩グッズやら、
色々売っていておもしろかった。私は塩せんべいをおみやげに。
これが、なかなか塩味がきいてて美味しい。

この日はまだまだ終わりませんが、今日はこのへんで。
次は伯方島を離れていよいよ四国上陸ですよ。

Travel in Shikoku 19:27 comments(2)
四国旅行(1)
京都東ICから名神高速、中国自動車道、そして山陽道をひたすら走って尾道へ。
途中、お昼ご飯を食べたりSAで休憩しながら4時間ほどで到着した。
思っていた以上に近く感じた広島。(あっ、四国旅行と書いたけど、尾道は広島県)
商店街の中にある駐車場に車を停め、(どこに停めたらお得かはしっかり下調べしておいた)
まずは千光寺ロープウェイに乗って山頂まで一気に上がり、そこから坂道を下る事にする。

ロープウェイは数分で山頂まで行くのだけど、中では係のお姉さんのガイドアナウンスが
ほのぼのとした口調で流れる。これがなんともかわいらしくいい感じ。
山頂には展望台があり、尾道の街並みや遠くにはしまなみ海道の島々が一望できる。
私達もさっそく展望台へ。お天気も快晴で、遠くの島までよく見えた。
海もキラキラ光っていてとてもきれかった。



ロープウェイから見た景色。ここを歩いて降りていくのです。



山頂から少し歩いて千光寺というお寺でお参りし、
石段を降りていくと急に周りの様子が一変する。
尾道といえば、大林宣彦監督の映画なのだけど、
私は「時をかける少女」「転校生」「ふたり」くらいしか見たことがないし、
なんとなーくくらいしか記憶に残ってはいなかったのだけど、
それでもぶらぶらと歩いているとぱーっと映画のシーンがよみがえってきた。
廃墟化した民家が立ち並び、その間にある迷路のような坂道を右へ行ったり
左へ行ったり、はたまた引き返してみたり。
そのうち自分達だけが取り残されたような、でも、もっともっと先へ進みたくなるような
そんな気持ちにさせてくれる不思議な場所だった。
何にもないのに、それが返って新鮮でとても楽しかった。





住んでるのか住んでないのか・・・。



もっと先へ先へ。



廃墟化した家を喫茶店や美術館にしている所もちらほら。
休憩させてもらったお店も何とも古めかしいたたずまい。
でも、なんだかとても落ち着いた。





こんな素敵な景色が窓からいつも眺められたら素敵だろうねぇ。
海からやってくる風がとても心地良かった。



最初に出会った猫。昔飼ってたクロを思い出した。かわいいねぇ。





尾道は猫の街、ここの猫達はみんな幸せそう。
都会の猫が知ったらみんな移住するだろうね。
 


3時間ほどの散策を終え、ちょっと昔へタイムスリップしたような、
ノスタルジックな気持ちのまま尾道を離れる。
と、ここでうれしいハプニングがあった。
高速に戻ってしまなみ海道を走る予定だったのに、ナビがなぜか海の方へ誘導。
とにかくナビの通りに進んで行くと、向かった先は、渡船だった。
まさか、渡船に乗って島に渡るとは思ってもみなかった。
今でも現役の渡船は、地元の人達の大事な交通手段のようだった。
それこそ映画のワンシーンのように高校生達が自転車で乗り込んできたりしていた。
夫は「乗ってみたかった!」「さびしんぼうやー!」と何ともうれしそう。
ちなみに、「さびしんぼう」は大林監督の尾道三部作の一つである。
私は見ていなかった作品なので、うれしさ半分だったのだけど、
あんまりうれしそうに夫が説明してくれるものだから、
なんだかちょっとうらやましくなってしまった。いつか見てみたい。
主人公の富田靖子がこの渡船で島に渡るのだそうだ。青春だね。



船が動くと2人で「おお〜〜!」これは貴重な体験だった。



あっという間に最初の島、向島に渡った。
しばらく向島の地道を走り、しまなみ海道へ。
ここからは、ひたすらこの日に泊まる民宿を目指して島から島へと車を走らせる。
しまなみ海道には、向島、因島、大島、大三島、伯方島といくつか島が点在していて
それぞれが橋でつながっていて四国まで渡る事ができる。
サイクリングコースとしても有名らしく、途中、ツーリングする人達を何人も見かけた。
ちゃんと車道と分かれている所がすばらしい。
ドライブコースとしてもなかなか素敵なコースだと思う。



橋からみた夕日。とてもきれいだった。



この日泊まった民宿「ふなやど」は大島という島の海沿いにあった。
この日は平日で貸し切りだったのだけど、夏は海水浴に来る家族客で
いっぱいなのだそう。



民宿の目の前に広がる海。部屋からも大浴場からもこの海が見える。



お楽しみの夕食は魚づくし。さざえの壺焼き、煮魚、それにこのお刺身。
ご飯は鯛の釜飯でなんとも贅沢だった。やっぱり全然違う。
新鮮なお魚ってこんなに美味しいんだと改めて感動した。

次の日は、大三島にある「伊東豊雄建築ミュージアム」へ向かいます。
Travel in Shikoku 19:42 comments(0)
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
facebook
facebook MA2
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE


SPONSORED LINKS